北朝鮮国営の朝鮮中央テレビはキム総書記がロシアのショイグ国防相と昨日面会したと伝えた。キム総書記はショイグ国防相からプーチン大統領の親書を受け取ったうえで、国防・安全保障分野について意見を交わして見解の一致をみたとしている。また今日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」によると、キム総書記はショイグ国防相とともに「武装装備展示会」の会場を訪問した。写真では固体燃料式の新型ICBM級の「火星18型」やハングルで「朝鮮人民軍空軍」と記された大型無人機などが確認できる。北朝鮮には中国の代表団も招かれていて、キム総書記に対して習近平国家主席の親書が手渡されたとしている。韓国統一省は今年2月以来となる軍事パレードが今夜行われる可能性が高いとする見方を示していて、アメリカに対抗して3カ国の結束を誇示するという見方が出ている。松野官房長官は「朝鮮戦争休戦70年に関連する動向も含めて、引き続き重大な関心を持って注視していく。」と述べた上で、キム総書記がショイグ国防相と面会したことについては「ひとつひとつの動向についてコメントすることは差し控える。」などと述べた。