ロシアが戦術核兵器を扱う部隊による軍事演習の準備を開始したと発表したのに続き、ロシアの戦術核兵器の配備を進めているベラルーシも関係する部隊の点検作業を行うと明らかにした。ベラルーシは去年5月、プーチン政権との間でロシアの戦術核兵器をベラルーシ領内に配備する合意文書に署名した。ルカシェンコ大統領は先月には「すでに数十の最も近代的な核兵器がある」と強調していた。ベラルーシは約1000kmにわたってウクライナと国境を接している他、ポーランド、リトアニア、ラトビアとも国境を接している。ロシアはベラルーシに戦術核兵器を配備すればNATO(北大西洋条約機構)の加盟国や東欧や中欧の国々をより攻撃しやすくなる。プーチン大統領は5期目も核の脅しを使った欧米へのけん制を強めている。