ウクライナのシェフチェンコボ地区。人々の暮らしは破壊され、1万5000人いた住民の8割以上が一時避難した。復興を進めるために頼ってきたのがアメリカの資金。地区長のオレグ・ピリペンコさん。費用の大部分をになったのがUSAIDというアメリカの政府機関。この地区には去年1年間で日本円にして約1億5000万円が援助され、インフラ復旧などに使われてきた。世界各地で人道支援を行ってきたUSAID、ウクライナへの支援総額は5兆円以上。しかし、今年2月にトランプ政権はこれらの事業を一時停止し、税金の無駄使いだとした。この地区でも支援が打ち切られ復興が立ち行かなくなっている。80人が通っていた学校は約2億円の再建費用は地区の予算だけではまかなえない。さらに、ロシア軍が残した地雷の撤去にも遅れが出ている。ロシア軍の地雷撤去には多くの人手や機材が必要になる。
さらに今、懸念が強まっているのがアメリカの軍事支援の停止。2月に行われたトランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談。口論となったこの会談の直後、アメリカは軍事支援・機密情報の提供を一時停止。ロシアとの戦況に影響が出たとの見方もある。アメリカの支援が打ち切られると、ロシアへの抵抗は不可能だという不安も広がっている。2年9か月にわたって従事した元兵士の女性は侵攻直後に祖国の力になりたいと志願した。戦地で直面したのはロシア軍の圧倒的な物量。一方で女性の所属する部隊は慢性的な武器・弾薬の不足に悩まされてきたという。女性は今年2月、軍の許可なく戦線を離脱した。こうした兵士は10万人にものぼるとされている。ウクライナの大統領府顧問ミハイロ・ポドリャク氏は厳しい状況でもアメリカの支援に期待するしかないと語る。
さらに今、懸念が強まっているのがアメリカの軍事支援の停止。2月に行われたトランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談。口論となったこの会談の直後、アメリカは軍事支援・機密情報の提供を一時停止。ロシアとの戦況に影響が出たとの見方もある。アメリカの支援が打ち切られると、ロシアへの抵抗は不可能だという不安も広がっている。2年9か月にわたって従事した元兵士の女性は侵攻直後に祖国の力になりたいと志願した。戦地で直面したのはロシア軍の圧倒的な物量。一方で女性の所属する部隊は慢性的な武器・弾薬の不足に悩まされてきたという。女性は今年2月、軍の許可なく戦線を離脱した。こうした兵士は10万人にものぼるとされている。ウクライナの大統領府顧問ミハイロ・ポドリャク氏は厳しい状況でもアメリカの支援に期待するしかないと語る。