ロシアとの軍事協定締結1周年を記念した式典での金正恩総書記の涙にはある狙いがあるという。「毎日新聞」客員編集委員・鈴木琢磨氏は「北朝鮮では若者がロシアに派兵され、金総書記のためでなくプーチン大統領のために戦死することが理解できない家族もいる。最高指導者が泣く姿を見せ礼を尽くすことで、北朝鮮での混乱を防ぎ、ロシアへの北朝鮮兵の派兵を美談にした」と指摘した。式典で流された金総書記は革製の冬の服装で1月~2月に撮影されたとみられる。北朝鮮がロシアへの派兵を認めたのは今年4月だが、この時期にはすでに遺体が送還されていたことが考えられる。式典で披露された歌の歌詞について、鈴木氏は「新曲で兵士を星に例えることで、命を惜しまずに戦った兵士を忘れないという意味が込められている」と分析。最後の一小節はロシア語で、ロシアに対し北朝鮮の犠牲を強調し、軍事・エネルギー・観光など支援の見返りを求めるメッセージもあると分析。
CNNによると、北朝鮮が今後数カ月間で2万5000人~3万人の兵士を追加でロシアに派遣する準備を進めているとみられるとウクライナの情報機関が分析した。また、ロシア軍が人員を運ぶための航空機を準備しているとも分析。最近の衛星写真からは平壌の空港やロシア沿海州の港に輸送船の様子が確認できた。柳澤は「派兵することによって月々80億円が入ってくることになれば、金正恩総書記にとってみると非常に外貨を稼ぐという意味がある。人だけでなく弾薬も送っているということだから、ウクライナでの戦闘の今後の見通しによって北朝鮮の状況が大きく左右される」などとコメントした。
CNNによると、北朝鮮が今後数カ月間で2万5000人~3万人の兵士を追加でロシアに派遣する準備を進めているとみられるとウクライナの情報機関が分析した。また、ロシア軍が人員を運ぶための航空機を準備しているとも分析。最近の衛星写真からは平壌の空港やロシア沿海州の港に輸送船の様子が確認できた。柳澤は「派兵することによって月々80億円が入ってくることになれば、金正恩総書記にとってみると非常に外貨を稼ぐという意味がある。人だけでなく弾薬も送っているということだから、ウクライナでの戦闘の今後の見通しによって北朝鮮の状況が大きく左右される」などとコメントした。