イランの核開発問題を巡っては、英独仏の3か国が先月「高濃縮ウランの製造を続けるイランは核合意に反している」として国連制裁を再発動させるスナップバックの手続きに入っていた。30日の期限が経過すると制裁が再発動するもので、これまでロシアと中国が提出した再発動を阻止する安保理決議案が否決され、また外交交渉による成果も得られなかったため、日本時間今日午前9時にイランへの制裁が復活した。核開発に関する個人・団体の資産凍結や、核・弾道ミサイル関連物資の移転禁止などの制裁が再び科される。これを受けて米・ルビオ国務長官は声明を出し、イランに誠意をもって直接交渉に応じるよう要求した。