2025年10月7日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日

大下容子ワイド!スクランブル

出演者
八木麻紗子 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 吉永みち子 菅原知弘 斎藤康貴 林美沙希 紀真耶 末延吉正 林美桜 水越祐一 
(オープニング)
オープニング

オープニングの挨拶。

(ニュース)
10年ぶりに広島で開催 世界核被害者フォーラム

核兵器廃絶を訴える日米の団体が開いた「世界核被害者フォーラム」が10年ぶりに広島で開催された。2日にわたり、広島・長崎の被爆者や核実験で被ばくした人など11カ国36人が活動を報告。1954年3月~5月にかけて、アメリカはマーシャル諸島・ビキニ環礁などで6回の水爆実験を行った。これにより日本の「第5福竜丸」を含め約1000隻、1万人に及ぶ漁船員らが被ばくした。核兵器による被害はウランの採掘、兵器の製造・実験・使用のすべての段階で生じる。世界各地で被爆者たちが今なお苦しんでいるといい、核廃絶への道筋を話し合った。作家・エッセイスト・吉永みち子は「両国がやることに意味がある。核は人間が制御できないものである以上、核と人類は共存してはいけないものだと思う」などとコメントした。

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

LIVE 青森市

青森市の空の様子を中継映像で伝えた。コメンテーターを紹介した。

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東海大学青森市(青森)
(気象情報)
気象情報

全国の気象情報、台風情報を伝えた。北海道・利尻山で初冠雪が観測された。

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利尻山北海道台風22号
(トップニュース)
ノーベル生理学・医学賞 坂口志文氏が選ばれる

今年のノーベル生理学・医学賞に輝いたのは大阪大学・坂口志文特任教授。坂口さんは間接リウマチやI型糖尿病などの治療に期待できる制御性T細胞を発見。体内にウイルスや細菌が侵入するとT細胞がウイルスに感染した細胞を攻撃するが、正常な細胞まで攻撃してしまうことがあり、制御する役割を持つのが坂口さんが発見した制御性T細胞。多くの人が苦しんでいるがんの免疫療法への応用が期待できる。ノーベル生理学・医学賞の受賞は2018年の本庶佑さん以来7年ぶりの快挙。半世紀近い長年の研究が実を結んだ今回の栄誉だが、その道は決して平坦なものではなかった。

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ノーベル生理学・医学賞が決まった坂口志文さんは滋賀・長浜市出身。絵や彫刻が好きな哲学少年だった。精神科医を志して京大医学部へ進み、免疫学に出会った。40年前に制御性T細胞の仮説を立てたが、証明できず研究は下火になっていた。日本での研究は厳しいと判断し、妻と渡米し研究を続けた。2018年にノーベル賞を受賞した本庶佑さんは苦労を知っている1人。2000年に入り、坂口さんの研究に世間が注目し始めた。少しずつ評価が上がり、2015年にはガードナー国際賞を受賞。今年、日本人の個人としては29人目となるノーベル賞受賞が決まった。研究を続けた理由について、大阪大学・坂口志文特任教授は「免疫抑制反応のメカニズムが何かというのが最初の興味だった。そういうメカニズムであれば研究する価値があると思ってやってきた」と述べた。興味を原動力にし、苦境にめげず研究し続けた坂口さんは、きのうの会見で子どもたちへ「自分で興味があることを大切にする。それを続けることで新しいものが見えてくる。気が付いたら非常に面白い境地に達している」とメッセージを送った。坂口さんが見つけた制御性T細胞は多くの人を助ける可能性を秘めている。

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ノーベル生理学・医学賞 坂口志文氏が選ばれる/坂口氏にノーベル賞 制御性T細胞とは

ノーベル生理学・医学賞に選ばれた大阪大学・坂口志文特任教授は滋賀県生まれ。1976年に京都大学医学部を卒業し、アメリカのジョンズ・ホプキンス大やスタンフォード大などの研究員を経て、1995年に免疫反応を抑制する細胞の存在を発見し、2000年に制御性T細胞と命名。正常な免疫細胞はウイルスに感染した細胞などを攻撃するが、免疫細胞の過剰な働きで正常な細胞を異物と間違えて攻撃することによりアレルギーや疾患の原因になる。制御性T細胞は免疫細胞のブレーキ役となる。自己免疫疾患の治療では制御性T細胞を増やすことによってキラーT細胞を抑制する。がん治療では制御性T細胞によって自身の免疫力を上げることができ、がんを抑制することができる。坂口氏は「がんは怖い病気ではなく治せるという時代に必ずなると思っている」と述べた。サイエンスジャーナリスト・緑慎也は「免疫学の謎とされていた抑える仕組みを明らかにしたのが大きな理由。それを合わせて応用への道筋が見えてきたことが評価された」などと解説した。作家・エッセイスト・吉永みち子は「免疫療法として確立できたら救われる人はたくさんいる」、ジャーナリスト・東海大学客員教授・末延吉正は「去年は被団協がノーベル平和賞を取って被害にあった人たちの長い努力が評価されて、今年は日本人の生真面目な1人の研究者の努力が認められた」などとコメントした。

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坂口さんは1980年代、免疫反応を抑える細胞があるといわれていたが科学証明できず、坂口さんの研究は10年間は見向きもされなかった。(朝日新聞)。きのう、座右の銘を問われた坂口さんは「四字熟語のような信念はないが、自分に言い聞かせるとすれば『一つ一つ』」と話し、研究も実験も一つ一つ仕上げていくと話した。研究費用が少なく、実験用マウスのケージを手作りし、自分たちで世話をしていた。坂口さんを支えてきたのが研究生活を共にしてきた妻・教子さん。坂口さんはノーベル賞が決まって誰に伝えたかと問われ、「長く家内と一緒にやってきた。喜んでくれると思っていた」と話していた。吉永は「ガードナー賞を取った時にノーベル賞を取るだろうと思った。研究費や場所もなく、アメリカで8年間生活費と研究費を出してくれる奨学金えを得ることができてアメリカに渡った」、末延は「日本でも政府がハンドリングしようとするんじゃなく、自由に保証するのは大事」などとコメントした。

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坂口志文さんのきのうの会見中に阿部文部科学大臣から電話があり、「文科省ができる支援はあるか?」と聞かれ、「日本の基礎科学に関する支援が不足しているように感じる。ドイツと比べると免疫分野では日本は3分の1。これからは基礎研究に関する支援をお願いしたい」と答えた。サイエンスジャーナリスト・緑慎也は「大学運営費交付金は年々減っている。ある程度成果が出ているものに関してお金をかけている。坂口先生がやったような基礎研究にかけるお金は減っている」などと解説した。末延は「援助は世界中で困っている。日本はそういうところの穴埋めをやることで評価されるだろうし、あまり決めつけをしない」などとコメントした。今後はがんなど特定の病気だけを抑える特異性の制度を高めることが必要。

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午後は…

高市新総裁で国民生活どう変わる?

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フラッシュNEWS
高市新総裁を祝福

アメリカ・トランプ大統領は6日、高市新総裁について「日本は初の女性の総理大臣を選出した。非常に尊敬される人物で深い知恵と強さを兼ね備えている」などとSNSに投稿した。日米両政府はトランプ氏の今月下旬の訪日を調整している。ホワイトハウス・レビット報道官もトランプ氏から祝意を伝えるよう指示があったと述べた。末延は「おそらく高市さんのデビュー戦になる。スタートは安倍晋三の思い出の話から入るってことで、うまく人間関係を作っておいて国益に沿うように頑張ってもらいたい」などとコメントした。

コメ価格 上昇傾向

米穀安定供給確保支援機構はきのう、今後3カ月の主食用米の価格の見通しをあらわす9月の指数が「57」と発表した。横ばいを示す「50」を2カ月連続で上回った。本格的に流通が始まった2025年産の新米が高値で推移しているためとみられている。農水省によると先月28日までの1週間に全国1000店舗のスーパーでのコメの販売価格は5kgあたり4211円で5月中旬の最高値4285円に迫る高い水準が続いている。吉永は「新米なんか高くて買えない」などとコメントした。

市長 進退明言避ける

群馬県前橋市の小川晶市長が既婚者の男性職員と複数回ホテルで会っていた問題をめぐり、3日に議会の全ての会派が市長に進退の判断を求める申入書を提出した。市長はきのう午後の会見でも「現時点では答えられない」と明言を避けた。

テロ対策で実務研修

ローン・オフェンダーの対策を行う警視庁公安部公安3課は今月から北海道や千葉、静岡など6道県の警察から捜査員の受け入れを始めている。個人による違法行為の前兆に関する情報収集や分析・対策などについて実務研修を行うという。研修期間は1年間で、指導的立場を担う人材育成が目的。

元行員に懲役9年

三菱UFJ銀行の元行員の被告は貸金庫から3億3000万円相当の金塊、現金6000万円ほどを盗んだ罪に問われている。検察側は「前代未聞の犯行」とし懲役12年を求刑、弁護側は懲役5年が相当と主張していた。きのう東京地裁は被告に懲役9年の判決を言い渡していた。

エベレスト 登山者一時立ち往生

中国メディアによると4日からおとといにかけてヒマラヤ山脈は異例の大雪や大雨に見舞われた。この悪天候でエベレストの麓にあるキャンプ場で数百人の登山者が足止めされた。BBCは登山者の話として「一晩で雪が1mほど積もった」と伝えている。おととい時点で350人が近くの町まで下山し、残る200人超とも連絡が取れているという。中国では国慶節の大型連休中で多くの人がエベレストを訪れていた。

北海道の景気判断引き下げ

日本銀行は地域経済報告「さくらレポート」をきのう公表した。北海道については物価高で日用品の消費が減少しているほか、インバウンドの団体客など観光需要が落ちているなどとして景気判断を引き下げた。ほか8地域について景気判断を据え置いている。トランプ関税の影響について「投資の先送りや見直しを検討・実施する動きがみられる」と報告があった。

両陛下 万博再訪問「いのちの未来」視察

天皇皇后両陛下はきのう正午すぎ、大阪・関西万博の日本館に到着され、大阪府・吉村知事らの出迎えを受けられた。国連パビリオンでは関係者と通訳なしに英語で会話される場面もあった。人間とアンドロイドが共存する世界を表現したパビリオン「いのちの未来」ではロボット工学の第一人者・石黒浩さんの説明を直接受けられた。

金価格最高値2万1000円突破

きのう午後発表された国内の金価格(田中貴金属工業)は1gあたり2万1039円と前営業日比831円上昇した。海外の金相場の上昇や、高市新総裁の誕生による円安の進行などが影響したとみられている。金の店頭販売価格はこの2年あまりで2倍に上昇していて、先月29日2万円の大台を突破した。

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