今年のノーベル生理学・医学賞に輝いたのは大阪大学・坂口志文特任教授。坂口さんは間接リウマチやI型糖尿病などの治療に期待できる制御性T細胞を発見。体内にウイルスや細菌が侵入するとT細胞がウイルスに感染した細胞を攻撃するが、正常な細胞まで攻撃してしまうことがあり、制御する役割を持つのが坂口さんが発見した制御性T細胞。多くの人が苦しんでいるがんの免疫療法への応用が期待できる。ノーベル生理学・医学賞の受賞は2018年の本庶佑さん以来7年ぶりの快挙。半世紀近い長年の研究が実を結んだ今回の栄誉だが、その道は決して平坦なものではなかった。
住所: 大阪府吹田市山田丘
URL: http://www.osaka-u.ac.jp/ja
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