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「ジョンズ・ホプキンス大」 のテレビ露出情報

ノーベル生理学・医学賞に選ばれた大阪大学・坂口志文特任教授は滋賀県生まれ。1976年に京都大学医学部を卒業し、アメリカのジョンズ・ホプキンス大やスタンフォード大などの研究員を経て、1995年に免疫反応を抑制する細胞の存在を発見し、2000年に制御性T細胞と命名。正常な免疫細胞はウイルスに感染した細胞などを攻撃するが、免疫細胞の過剰な働きで正常な細胞を異物と間違えて攻撃することによりアレルギーや疾患の原因になる。制御性T細胞は免疫細胞のブレーキ役となる。自己免疫疾患の治療では制御性T細胞を増やすことによってキラーT細胞を抑制する。がん治療では制御性T細胞によって自身の免疫力を上げることができ、がんを抑制することができる。坂口氏は「がんは怖い病気ではなく治せるという時代に必ずなると思っている」と述べた。サイエンスジャーナリスト・緑慎也は「免疫学の謎とされていた抑える仕組みを明らかにしたのが大きな理由。それを合わせて応用への道筋が見えてきたことが評価された」などと解説した。作家・エッセイスト・吉永みち子は「免疫療法として確立できたら救われる人はたくさんいる」、ジャーナリスト・東海大学客員教授・末延吉正は「去年は被団協がノーベル平和賞を取って被害にあった人たちの長い努力が評価されて、今年は日本人の生真面目な1人の研究者の努力が認められた」などとコメントした。
坂口さんは1980年代、免疫反応を抑える細胞があるといわれていたが科学証明できず、坂口さんの研究は10年間は見向きもされなかった。(朝日新聞)。きのう、座右の銘を問われた坂口さんは「四字熟語のような信念はないが、自分に言い聞かせるとすれば『一つ一つ』」と話し、研究も実験も一つ一つ仕上げていくと話した。研究費用が少なく、実験用マウスのケージを手作りし、自分たちで世話をしていた。坂口さんを支えてきたのが研究生活を共にしてきた妻・教子さん。坂口さんはノーベル賞が決まって誰に伝えたかと問われ、「長く家内と一緒にやってきた。喜んでくれると思っていた」と話していた。吉永は「ガードナー賞を取った時にノーベル賞を取るだろうと思った。研究費や場所もなく、アメリカで8年間生活費と研究費を出してくれる奨学金えを得ることができてアメリカに渡った」、末延は「日本でも政府がハンドリングしようとするんじゃなく、自由に保証するのは大事」などとコメントした。
坂口志文さんのきのうの会見中に阿部文部科学大臣から電話があり、「文科省ができる支援はあるか?」と聞かれ、「日本の基礎科学に関する支援が不足しているように感じる。ドイツと比べると免疫分野では日本は3分の1。これからは基礎研究に関する支援をお願いしたい」と答えた。サイエンスジャーナリスト・緑慎也は「大学運営費交付金は年々減っている。ある程度成果が出ているものに関してお金をかけている。坂口先生がやったような基礎研究にかけるお金は減っている」などと解説した。末延は「援助は世界中で困っている。日本はそういうところの穴埋めをやることで評価されるだろうし、あまり決めつけをしない」などとコメントした。今後はがんなど特定の病気だけを抑える特異性の制度を高めることが必要。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年10月7日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおび(ニュース)
ノーベル賞・坂口志文特任教授生出演。坂口特任教授は「いろんな方からお祝いのメールなどをいただいた」などと話した。坂口特任教授が見つけた「制御性T細胞」は、免疫細胞の過剰な働きにブレーキをかける“ブレーキ役”として発見された。坂口特任教授は過去アメリカで4か所の研究所を渡り歩くが研究費は乏しくスタッフを雇う余裕がなく、妻・教子さんと実験に必要なマウスの世話を続[…続きを読む]

2025年10月6日放送 23:00 - 23:56 TBS
news23(ニュース)
ノーベル生理学医学賞を受賞した坂口志文氏に生中継でインタビュー。受賞の感想、家族・友人の反応、制御性T細胞の研究にのめり込んだ理由、免疫システムの奥深さ・不思議さ、がん治療の未来などについて質問に答えた。

2025年10月6日放送 21:00 - 22:00 NHK総合
ニュースウオッチ9(ニュース)
坂口志文さんは滋賀・長浜市出身の74歳。京都大学医学部を卒業し、アメリカの大学などで免疫を研究。現在は大阪大学免疫学フロンティア研究センターの特任教授を務めている。過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞を発見し、免疫に関係する病気の治療・予防につながることが期待されている。日本からの受賞は日本被団協に続き2年連続。個人では29人目。生理学・医学賞では6人目。兄・[…続きを読む]

2025年10月6日放送 19:00 - 19:33 NHK総合
NHKニュース7(ニュース)
ノーベル生理学・医学賞に大阪大学特任教授・坂口志文さんら3人が選ばれた。過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞を発見するなど免疫学の分野で優れた業績を上げた。日本からの受賞は被団協の平和賞に続き2年連続。個人では29人目。生理学・医学賞では6人目。各地から祝福の声が聞かれた。

2025年7月16日放送 19:30 - 19:57 NHK総合
クローズアップ現代(クローズアップ現代)
アメリカの動きが日本の研究現場に影響を及ぼし始めている。トランプ政権はハーバード大学に対する助成金を見直すと発表した。現地で取材すると緊張感が漂っていた。歳学では重要な研究が続けられなくなることが懸念されている。トランプ政権が大学えの助成金打ち切りを検討しているのがイスラエル軍のガザ地区に対する学生たちの抗議活動。政権は学生たちの監視を強化することなどを要求[…続きを読む]

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