NATOの首脳会議が今月11日から2日間にわたってリトアニアで行われ、アメリカのバイデン大統領ら加盟国の首脳が参加するとのこと。首脳会議ではウクライナ軍への複数年にわたる支援や、NATO加盟国とウクライナが対等の立場で協議する「NATOウクライナ理事会」の創設で合意するとみられている。理事会の初会合は12日に行われ、ゼレンスキー大統領も参加予定とのこと。NATOは15年前にウクライナが将来加盟することで合意しているが、加盟に向けてどこまで踏み込むかを巡り加盟国間で立場の違いも出ていて、より強いメッセージを出せるかが焦点となっている。一方NATOのストルテンベルグ事務総長によると、トルコのエルドアン大統領は10日、スウェーデンのクリステション首相との会談で、スウェーデンのNATO加盟に向けてなるべく早くトルコ議会にはかることで合意したという。加盟には全加盟国の承認が必要だが、トルコの他に唯一承認していないハンガリーは、トルコの対応に足並みを揃えることを示していて、スウェーデンはNATO加盟に向けて大きく前進した。