1960年代、アメリカとソ連が宇宙開発競争を繰り広げていた。1969年にアメリカが月面着陸に成功したが、ドイツでは小さな会社で科学者が宇宙を目指していた。カイザーは宇宙ロケットの研究グループを結成した。ドイツ政府から資金をもらい安いコストで打ち上げられるロケットづくりに取り掛かったが、資金は打ち切られ開発を続けられなくなった。カイザーのアイデアは細いロケットを36本束ねるというもので1600人が投資した。ザイールで打ち上げることになったが、アメリカやソ連からは独裁国家が偵察衛星を持つことは大不評だった。