熊本では現在も約6700人が避難所生活を余儀なくされており、懸念されるのが災害関連死のリスク。今回の地震でも車中泊をしていた70代女性が熱中症の疑いで死亡した。今回の地震で初の災害関連死とみられる。10年前の平成28年熊本地震では死者275人のうち、災害関連死は220人と、死者の約8割が地震の後に命を落とした。二次的な健康被害として挙げられるものは、熱中症やエコノミークラス症候群。体を動かさないことによって足の血管に血栓ができてしまう。どうしても避難所などで動かなくなってしまう、活動性が下がってしまうと筋力低下にもつながるし脳も使わないので認知機能も低下してしまう。また歯磨き・うがいができなくなると口の中が不潔になってそれらを誤嚥することによって起こる肺炎や、どうしても床に寝ないといけないとチリやホコリを吸い込んでしまって感染症ということも起こり得る。足りないと思われるものは、水・看護師と介護士の職員が足りないとの声がある。現場で働いている方も被災者で、自分の体や家族をケアしながらなんとか患者を支えているが、そういう人が働き続けられなくなり夜中のシフトが組めないなどがある。地域の訪問看護ステーションのスタッフも疲弊が進んでいる。こういうところの人的支援が必要。DMATのチームなどはずっとどこまでも継続できるものではないし、逆にそれが現地の復興の妨げになることもあるので、現場に入ったときからいかに普段通りの医療体制に戻すかを考えて活動しているし、徐々に現場で出来ることは現場でやってもらう。現地で心がけてほしいこととしては、水分塩分の摂取など熱中症予防。ラジオ体操やストレッチ、1人にならず会話をするなど。
