富山・南砺市は木製バット生産の地として有名。大手スポーツメーカのOEM生産を手掛けてきたこともあり地域としての出荷量が日本一を誇る。中塚陸歩さんは創業42年のバットメーカー、エスオースポーツ工業に勤める。バットの材料となる角材は木目や重さにそれぞれ違いがある中、どの木を使えば選手の求めるバットになるか目利きが肝心だという。これまで数々名選手のバットを手掛け、現在では社会人野球を中心に年間1万本をオーダーメイドで生産している。中塚陸歩さんは来年社長に就任予定で社長業の勉強・引き続き作業に大忙しだという。妻・中塚瑶子さんと陸歩さんは高校の野球部から選手とマネージャーからの付き合いだといい、社長・大内弘さんが実の子どもをホンマのおじいちゃんみたいに可愛がってくれているという。中塚さん夫婦のサラメシは「仕出し弁当家のおかず」。普段食べないものが入っててそれはそれでいいかなどと話した。