今日の株価は、3万8202円37銭。1日を振り替えると、きのう日経平均株価が500円以上値上がりしたのでその反動もあり朝方から売られた。7日のニューヨーク市場でハイテク関連の銘柄が売られたので、今日も東京市場では半導体などの銘柄が売られたという。今週の注目ポイントは企業の決算発表。トヨタ決算の結果が発表され、グループ全体の売上は45兆953億円で過去最高、営業利益は5兆3529億円で、日本の上場企業として初めて5兆円を越える結果となった。背景には、ハイブリッド車を中心とした販売が好調だったこと。注目したいのは為替の要因。専門家によると、2割近い決算発表を見ると、トピックス全体の最終利益が3年連続で過去最高になるのではと予想されている。特に製造業の比重が大きく、円安がプラス効果の方が大きい事に加え、企業の間で価格転嫁が進んでいることが背景にあるという。マイナスの影響もあり、原材料を輸入する企業からするとマイナス要因になる。警戒感を示す企業もあり、ANAHDは「心理的にネガティブなインパクト大きい」、NECは「異常ともいえる円安の中ではお客様及び日本の国力が危険にさらされる」などと危惧している。