ハイテク株中心のナスダックが最高値圏で推移する中、不安定な値動きが続いているのがテスラ。投資家の懸念はイーロン・マスクCEOが表明した新党「アメリカ党」の結成だ。中間選挙を睨んで僅差の議会で存在感を示す考えだが、アナリストはマスク氏が再び政治に関わる動きに強い危機感を抱いている。ウェドブッシュ証券のダニエル・アイブス氏はテスラの取締役会に対し、マスク氏が政治活動に費やす時間を管理するルールを設けることなどを盛り込んだ助言を、自らのSNSで発信した。これに対しマスク氏は一蹴。ダニエル氏はテスラの目標株価を現在より60%高い500ドルに維持。来週発表される決算については引き続き厳しい結果になると予想しているものの、開発を進める自動運転タクシーがテスラの命運を握るとみている。