フランスでは議会下院の選挙で左派の連合が極右政党を抑えて最大勢力になったが、いずれの政党も過半数には届かず、マクロン大統領が誰を首相に任命するか混とんとした状況となっている。大統領は8日、辞表を提出したアタル首相に対し当面、職にとどまるよう要請したという。どの政党も過半数を超える議席を獲得できなかったため7月18日以降の国民議会には3つのブロックが存在することになる。最大勢力の左派連合とそれに続く大統領の与党中道連合そして3位の国民連合。連立は避けられないものとみられている。大統領は、7日夜からあらゆる方策を探りつつ時間稼ぎをしようとしている。そのため8日には、アタル氏に対ししばらく首相としての使命を継続するよう要請しこれは少なくともオリンピックの終了まで続くでしょう。