- 出演者
- 望月麻美 池間昌人 マイケル・マカティア
オープニング映像。
出演者の挨拶。きのうはトランプ関税の一部の差止命令という大きなニュースが入った。
トランプ関税についてフランスは慎重姿勢を示している。トランプ関税はアメリカ司法によって差し止められたが不確実性は残る。トランプ大統領が4月に発表した関税措置をアメリカの裁判所が差し止めた。これらの措置は議会が採択するもので、大統領は権限を逸脱しているという。ホワイトハウスは激しく反論している。すべての国に一律10%課される関税は当面差し止めとなる。国ごとに異なる税率の相互関税も差し止めとなる。自動車、鉄鋼、アルミニウムについては関税は維持される。トランプ大統領は関税を武器に他の国と交渉し圧力をかけていて、今回は政治的な挫折といえる。
トランプ政権との対立が深まるハーバード大学で卒業式が行われ、ガーバー学長が挨拶をした。トランプ政権がハーバード大学の留学生受け入れ資格を停止した措置について裁判所は29日、一時的に差し止める命令を継続させる判断をした。ハーバード大学は法的処理と合わせて、卒業式を祝った。トランプ政権はハーバード大学が反ユダヤ主義への対応を怠り、中国共産党と協調していると批難しているが、大学側は否定している。ルビオ国務長官は中国共産党とつながりのある学生や重要分野を研究する学生など中国人留学生のビザを取り消すと発表。政府のビザ取り消しの対象となる中国人留学生の数は不明。ハーバード大学は裁判所で審理が行われる7月まで膨大な額の助成金が凍結されたままとなる。
ルビオ国務長官はアメリカの大学などに留学する中国人学生で中国共産党と関係がある人などのビザの取り消しをはじめると発表。中国外務省は断固反対するとして、アメリカ側に抗議した。中国と香港からすべてのビザの申請についても審査を強化するため基準を見直すとしている。先日、ルビオ国務長官は学生ビザ審査の面接の新規受け付けを一時停止するよう指示した。申請者のSNSの利用審査を強化するためとしている。中国側はこうした政治的、差別的なやり方はアメリカが誇示してきた自由でオープンだとする嘘を暴くものであり、アメリカの国際的イメージをさらに傷つけるだけだと批難した。
ロシアが来週、トルコでウクライナとの直接協議を再び行う意向を表明したことでウクライナのウメロフ国防相は追加の協議に反対しないとSNSに投稿し協議に応じる姿勢を示した。ロシア側の提案を検討できるように覚書を協議前に提出するよう求めているが、国営ロシアテレビは協議の場で直接提示するべきだとするロシア側の主張を伝えている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、ビデオ声明を発表。ロシア側が示すとしてきた覚書についてウクライナは受け取っていないとして、 ロシア側の対応を非難した。
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国際貿易裁判所がトランプ政権の関税政策の一部差し止めを決めたことを受け、株式市場では早速反応が出ている。アメリカ市場ではトランプ氏の就任以来関税政策を打ち出すたびに株価が下落し、それをみたトランプ氏が政策を延期するなどして再び株価が上昇するという流れが続いている。このことについてトランプ氏は不快感をあらわにしている。
ブロードウェイでは最近観客の増員を見込んでいて、背景には客層を富裕層以外に広げようとキューバを舞台にした作品を上演して多様化していくというブロードウェイの取り組みが関係している。他にも最新技術を駆使して没入感を上げるなど様々な取り組みがされている。
スタジオトーク。マイケルさんはミュージカルを観るのか聞かれ「行ったことはあります。だけどチケットが高いんです」などと話した。20年以上ブロードウェイで活躍してきた川名康浩さんにお話を聞いた。川名さんは2013年にキンキーブーツでトニー賞作品賞を受賞した。また、サンセットブルーバードで今年のミュージカル・リバイバル作品賞にもノミネートされている。
川名康浩さんに話を聞いた。新しいブロードウェイとは。川名さんは「世界中から才能が集まって。才能の選び放題、最高峰のものを作れる。これ以上幸せな場所はない」「2025年は多種多様性がブロードウェイの基本的な感じになっている。観客は中高年の富裕層が大きく占めているので、それでは将来が危うい。若い観客を取り入れるのがブロードウェイの本来の形、実験劇場としてのサムシング・ニューというものをこだわって作品作りしている」などと話した。そんな中、DEIへの反発の空気も出ている。川名さんは「トランプのやっていることへの反感はものすごく強くて、全米の劇場にも波及している」などと話した。
昨日打ち上げられた中国の無人探査機、「天問2号」は約2年半かけて小惑星からサンプルを採取し持ち帰ることを目指している。中国の航空宇宙技術をアピールする狙いもあると見られる。
中国はシンガポールで開幕するアジア安全保障会議に中国軍の国防科技大学の代表団を派遣し、軍や民間の関係者と交流する予定だというがヘグセス国防長官をはじめとするアメリカの代表団との接触があるのかは明らかではない。アジア安全保障会議はアジア地域の安全保障問題に関わる最大のフォーラムで30日から6月1日までの予定で開催される。重要な地域の安全保障問題について公式及び非公式の議論が活発に行われる場ともなっている。スタジオの特派員は「注目されるのは中国の董軍国防相が出席するかというところ。中国国防省は中国軍の国防科技大学の代表団を派遣すると発表しているが、それを率いるのが誰なのかという質問に対してはそれ以上言うことはないとしか答えていない。出席しないものとみられている。会議を主催する国際戦略研究所も今年の会議で演説する中国側のスピーカーを確認していない。去年もそうだが中国はこれまでの会議では開幕の数日前には国防相の出席を発表していた。欠席ということになれば、これまでパンデミックで会議が開催されなかった年を除けば2019年以降毎年国防相を派遣していた中国としては中国の従来の傾向から離れたということになる。専門家はもし国防相が欠席することがあれば、中国にとって現時点においてこの会議がそれほど優先順位が高くないことを意味しているかもしれないということだと話す」などコメント。
アジア安全保障会議がきょうから3日間開かれるが、中国の董軍国防相は今年参加を見送る可能性があるという。望月麻美氏は「いくつかの要因があると考えられる。中国の国防相が参加すれば、当然米中の会談が焦点となってくる。香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは米中の関税交渉への影響を考慮したためとの見方を伝えている。合わせて西側諸国主導で行われるアジア安全保障会議の場を中国が重視しなくなっているとの見方も伝えている」などコメント。フランスのマクロン大統領がこの会議に出席して演説を行う予定。これについて望月氏は「この会議で欧州の首脳が演説を行うのはこれが初めて。マクロン大統領は会議出席を前に、ベトナム、インドネシアを歴訪。今東南アジア諸国はアメリカと中国の間で難しい対応を迫られている。また欧州も安全保障や貿易でアメリカから圧力を受けている。マクロン大統領はアジアに対して信頼できるパートナーとアピールして関係を強化するねらいがあるとみられる」などコメント。
砂浜に埋もれ子どもたちの手の届くところにある吸い殻がなくなる、7月1日からフランス全国でビーチタオルの上でタバコに火を付けることができなくなる。周りの人に嫌な思いをさせるタバコの臭いもなくなる。新しい規則に違反した人は135ユーロの罰金。海岸の他にすべての公園、学校周辺なども禁煙になる。若者たちからタバコを守り、彼らのタバコの消費を抑制するため。新しい規則はフランス人に受け入れられると思われる。世論調査では10人に6人がもっと厳しい規制を望み、7人がテラス席が禁煙になっても反対しないとしている。別の対策が数ヶ月以内に実施される可能性がある。保健省は電子タバコに含まれるニコチンの量を減らすことを検討している。
三角関係にある2羽のメスが、ヒナがゆっくりと卵の中から出てくるのを見守っている。ミサゴプロジェクトの担当者は「赤ちゃんが生まれて喜んでいる様子が、2羽の鳴き声からわかる。興奮が高まる中、どちらのメスも卵から離れたくない様子。この数日間は相手を押したりついたりして少し緊張する場面もあったが、激しいものではなく勢い余ってという感じだった」などコメント。この地域にはミサゴの巣が少なくとも18個ある。ボランティアの人たちが貴重な巣をモニターしている。しかし、このような光景がカメラに捉えられたのは初めて。オスのミサゴは川に来て魚を捕まえて1日に数回巣に運んでいくはずだが、いまのところそのような様子はあまりみられない。担当者は「最初の頃オスは2羽のメスと交尾して楽しくやっていたが突然巣に近づかなくなったり。魚を持ってきてもメスに奪い取られたりしてそうそう甘い関係ではなくなった」などコメント。
シドニーの空に虹がかかった。日没後には光の祭典が始まり、シドニーの名所が光で彩られた。花火も上がり街全体が光のアートのキャンバスとなった。6月14日まで毎晩開催されるとのこと。
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