三角関係にある2羽のメスが、ヒナがゆっくりと卵の中から出てくるのを見守っている。ミサゴプロジェクトの担当者は「赤ちゃんが生まれて喜んでいる様子が、2羽の鳴き声からわかる。興奮が高まる中、どちらのメスも卵から離れたくない様子。この数日間は相手を押したりついたりして少し緊張する場面もあったが、激しいものではなく勢い余ってという感じだった」などコメント。この地域にはミサゴの巣が少なくとも18個ある。ボランティアの人たちが貴重な巣をモニターしている。しかし、このような光景がカメラに捉えられたのは初めて。オスのミサゴは川に来て魚を捕まえて1日に数回巣に運んでいくはずだが、いまのところそのような様子はあまりみられない。担当者は「最初の頃オスは2羽のメスと交尾して楽しくやっていたが突然巣に近づかなくなったり。魚を持ってきてもメスに奪い取られたりしてそうそう甘い関係ではなくなった」などコメント。