中国はシンガポールで開幕するアジア安全保障会議に中国軍の国防科技大学の代表団を派遣し、軍や民間の関係者と交流する予定だというがヘグセス国防長官をはじめとするアメリカの代表団との接触があるのかは明らかではない。アジア安全保障会議はアジア地域の安全保障問題に関わる最大のフォーラムで30日から6月1日までの予定で開催される。重要な地域の安全保障問題について公式及び非公式の議論が活発に行われる場ともなっている。スタジオの特派員は「注目されるのは中国の董軍国防相が出席するかというところ。中国国防省は中国軍の国防科技大学の代表団を派遣すると発表しているが、それを率いるのが誰なのかという質問に対してはそれ以上言うことはないとしか答えていない。出席しないものとみられている。会議を主催する国際戦略研究所も今年の会議で演説する中国側のスピーカーを確認していない。去年もそうだが中国はこれまでの会議では開幕の数日前には国防相の出席を発表していた。欠席ということになれば、これまでパンデミックで会議が開催されなかった年を除けば2019年以降毎年国防相を派遣していた中国としては中国の従来の傾向から離れたということになる。専門家はもし国防相が欠席することがあれば、中国にとって現時点においてこの会議がそれほど優先順位が高くないことを意味しているかもしれないということだと話す」などコメント。