フランスのマクロン大統領は12日、ポーランドを訪問し、ウクライナ情勢などを巡りトゥスク首相と協議した。会談後の会見でマクロン大統領は、米国のトランプ次期大統領がロシアとウクライナの早期の戦闘終結を目指していることに言及したうえで「米国と緊密に協力し、ウクライナの利益や主権、さらにヨーロッパの利益や安全保障を考慮しながら、可能な道筋を見つけていく必要がある」と述べた。一方、一部の地元メディアは「フランスとポーランドが停戦実現後、平和維持を担う4万人規模の外国の部隊をウクライナに派遣する計画について協議している」と伝えていたが、トゥスク首相は「現時点でポーランド軍をウクライナに送る計画はない」と明らかにした。マクロン大統領は、7日にはトランプ次期大統領とゼレンスキー大統領と3者会談を行っていて、戦闘の早期終結を望むトランプ氏の大統領就任を前に今後、各国の動きがさらに活発化するとみられる。