取材を担当した西河篤俊は核兵器を使うことになるかもしれない状況に備えた現場は緊張感に包まれていた。核弾頭を搭載したミサイルが万が一発射されれば、威力は広島や長崎の原爆よりも強力とされると話した。米軍が取材を認めた背景には核戦力は自国防衛だけでなく、同盟国のためでもあるという“拡大抑止”の主張を伝えるということ。また、慎重に扱っているということを日本側にアピールする意図もあったと思われる。トランプ大統領の今後の核戦略について、西河篤俊はトランプ大統領は新STARTが失効したことを受け、核軍縮について、内容を改善した新たな条約の改定に取り組むべきだとSNSに投稿。トランプ大統領はロシアだけでなく、中国も組み込むべきだと主張してきた。しかし、中国はアメリカと核戦力は同じ規模ではないなどと反発しており、新たな条約の見通しは立っていないと話した。核軍縮専門家は新STARTの失効について、マイナスの転換。破壊的な戦略兵器を増強している中国との際限ない競争が始まりかねないと述べた。最近公表されたアメリカの国家安全保障戦略や国家防衛戦略でも核戦略についての記述は少なく、具体的な運用や体制はまだ見えてこない。
