農林水産大臣賞を受賞した日本製紙株式会社の「特定苗木の普及拡大に向けた採取穂園の整備と苗木生 産」を紹介。「エリートツリー」の種を育種していた。エリートツリーを開発したのは「国立研究開発法人 森林総合研究所 材木育種センター」。エリートツリーは「背が高く幹がまっすぐで生育状態のいい優秀な杉を選抜しかけ合わせ、数十年かけて作り出す。花粉が少ない特徴もある。植えて60年経った老齢林はCO2の吸収量が減少、保水力が弱くなり土砂崩れの原因にもなる。エリートツリーはこの問題の解決に期待されている。国は新しく植える苗木の90%をエリートツリーにする方針。