1980年創業の「エルベ」を紹介。店を営むのは3代目店主・高本倹さんと調理・瀬戸丸潔さん。接客は北井千穂さんとアルバイト。一番人気「ミックスシチュー」を紹介。ソースの隠し味は日本酒。創業当時の店は今よりも歌舞伎座の近くにあったため、楽屋への出前も頻繁にあった。1988年に高本さんが入店。バブル景気と相まって店は大繁盛。その13年後、BSE問題で客が3分の1に減少。牛肉離れが進む中、歌舞伎座関係者は変わらず注文を続けてくれたという。中でもひいきしてくれたのが片岡愛之助さん。「タンシチュー」はディナーと土曜日がおすすめ。2008年、現在の場所に店を移転し経営は順風満帆。2020年、世界中にコロナウイルスが流行して以来、役者への出前がなくなったが、それでも歌舞伎座関係者と常連が店を支えてくれた。しかし2023年、再び店にピンチが訪れた。店主・高本さんは長らく腰痛に苦しんでおり、薬を飲み過ぎ体調不良で病院へ行くとそのまま入院。高本さんに代わり調理担当・瀬戸丸さんが店を支えた。今では体調も戻った高本さんに店のこれからを聞いた。