続いての依頼は”最凶”のスズメバチ駆除となる。そのハチは世界最凶”の”オオスズメバチ”であった。毒針は長くて7mmにも達し、攻撃性と毒性が強く刺されて死に至るリスクが他のスズメバチよりも高い危険なハチである。本来オオスズメバチは雑木林や藪の中などうっそうとした場所に巣を作るが、今回見つかったのは住宅街の開けた駐車場であった。これにも今年の天候が関係しているそうで、水はけの良さからここに巣を作ったのではないかという。オオスズメバチに対抗する秘策は網に閉じ込める作戦であった。ハチの予期せぬ動きに何度も苦戦するが、オオスズメバチを刺激し網の中へ入れていく。順調に捕獲していき、被せた網をはずしてもオオスズメバチは飛び出さずハンターも拍子抜けしていた。巣に残っていたオオスズメバチが一斉に飛び出し、ハンターも大慌てとなった。それでも飛び出るオオスズメバチを減らし、土を掘り返すとオオスズメバチの巣があった。この巣を慎重に飛び出し、駆除完了。これが9月下旬になると、10倍ほどの大きさに成長するという。そしてこのオオスズメバチをめぐっては緊急依頼が入ることもあった。