迷惑行為を繰り返す男がいるとの通報でタバコ屋に駆けつけると、自称空手と柔道で黒帯の男と対峙。さらにはワニの捕獲に駆り出されたり、時には現場で大怪我をすることも。アメリカの警察官や保安官は、命の危険にさらされながらも市民の生活を守る。彼らの活躍を収めた映像の多くは地元警察や保安官事務所が公開しているもので、広報官が事件の経緯や詳細を解説している。このコーナーで何度も登場した異質な形で映像を届ける保安官に、直接取材できた。保安官の正体はピアース郡保安官事務所に12年在籍するダレン広報官。広報活動に影響を与えた事件が、白人の警察官が黒人男性ジョージ・フロイドさんの首をひざで押さえつけて死亡させた事件。全米で大規模なデモや暴動へと発展した。2021年ピアース郡保安官事務所にボディーカメラが導入されると、銃や暴力に頼らない活動を積極的に発信するようになった。ダレン広報官は、私たちの仕事を見て危険に立ち向かう我々も1人の人間であることを理解してもらいたいですと話した。