ノーベル平和賞の授賞式が日本時間の昨夜行われた。「核兵器は人類と共存できない。共存させてはならない」。受賞した日本被団協の代表委員・田中熙巳さんは核兵器のない社会の実現という願いを世界に向けて訴えた。ノルウェー・オスロで行われたパレード。被爆者や市民がたいまつを持って歩き、平和を願った。そしてホテルの前に到着すると代表委員の3人が姿を現した。パレードに先立って行われたノーベル平和賞の授賞式。代表委員の3人が登壇した。ノーベル委員会のフリードネス委員長は日本被団協について「核兵器が二度と使われてはならない理由を身をもって立証してきた」と説明した。3人はメダルと賞状を受け取った。このあと演説したのは長崎で被爆した田中熙巳さん。伯母や伯父など5人の親族を亡くした自身の経験を語った。その上で被爆者としての思いを訴えた。演説はおよそ20分間。世界に向けて「核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」ということばで締めくくった。
被爆地からも授賞式を見守った。パブリックビューイングは授賞式が行われたオスロでも。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中で決まった今回のノーベル平和賞。授賞式を終えて田中さんは「歴史的なこと」と振り返った。被爆者の思いを受け継ぐ高校生平和大使たち。授賞式に出席し核兵器廃絶に向けて決意を示した。
日本被団協の代表団は受賞者を祝う恒例の晩さん会に向かった。日本時間のきょう午前3時半ごろから始まり、日本被団協の代表団のほか、ノルウェー王室や政府関係者など250人が出席した。メインテーブルには、代表委員3人がノルウェーの皇太子夫妻や首相と共に座った。被団協は今月12日までオスロに滞在し、それぞれの被爆者が各国メディアの取材に応じたり、地元の学校で被爆体験を証言したりする予定で核兵器の廃絶などを世界に訴えることにしている。
被爆地からも授賞式を見守った。パブリックビューイングは授賞式が行われたオスロでも。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中で決まった今回のノーベル平和賞。授賞式を終えて田中さんは「歴史的なこと」と振り返った。被爆者の思いを受け継ぐ高校生平和大使たち。授賞式に出席し核兵器廃絶に向けて決意を示した。
日本被団協の代表団は受賞者を祝う恒例の晩さん会に向かった。日本時間のきょう午前3時半ごろから始まり、日本被団協の代表団のほか、ノルウェー王室や政府関係者など250人が出席した。メインテーブルには、代表委員3人がノルウェーの皇太子夫妻や首相と共に座った。被団協は今月12日までオスロに滞在し、それぞれの被爆者が各国メディアの取材に応じたり、地元の学校で被爆体験を証言したりする予定で核兵器の廃絶などを世界に訴えることにしている。