イギリス・ロンドンの金融街、シティなどが主催する晩餐会でスピーチを行った天皇陛下。陛下はこの場所にふさわしい話題を披露され、会場を沸かせた。これより前、陛下はフランシス・クリック研究所と王立音楽大学を訪問。著書「テムズとともに 英国の二年間」では「室内楽をやりたいという希望を伝え、大学院生のW君は引き受け他のメンバーを探してくれた」と綴っている。W君であるフィリップウィットモアさんは現在、セントジェームズカトリック教会の神父。陛下は留学中、ディスコへ行ったことがあるという。今でも天皇陛下は折に触れてビオラの演奏を披露される。1974年、バイオリンを弾く陛下とピアノを弾く秋篠宮さま。昭和天皇と香淳皇后が耳を傾けられる。上皇さまはチェロ、美智子さまはハープを弾かれる様子が映像に残っている。雅子さまはピアノ。結婚会見で雅子さまは「殿下は音楽がお好きでいらっしゃいますけれども家族でオーケストラが作れるような子どもの数とはおっしゃらないでくださいねと申しました」と語られた。両陛下に現地メディアも注目。ザ・スタンダードは「歴代の皇室のトップとは一線を画すユニークで時に風変わりな趣味を持ち続けてきた」などと報道。両陛下はまもなくチャールズ国王夫妻にお別れのあいさつに向かわれる。最終日には留学生活を過ごした思い出の地、オックスフォードへ向かわれる。
URL: http://www.ox.ac.uk/