ことし3月に発売された「図書館のゆるゆる人生質問箱」が話題になっている。著者はオホーツク海に面した斜里町の図書館。人間関係や校則、恋愛など中学生や高校生が日頃思っている素直な質問や疑問に図書館の職員が答えている。本の元ネタは斜里町立図書館の掲示板。斜里町立図書館。松井卓哉館長は「正直こんなに(質問が)来ないと思った」と話す。掲示板の評判を聞きつけた東京の出版社が図書館に本を出すよう持ちかけた。図書館では返信が正解だとは考えていない。大事なのは寄り添い応えていくこと。掲示板の効果もあってか図書館の昨年度の来館者は約3万9000人。掲示板を設置する前の年度と比べると1万人ほど増えている。