子どもたちが見つめる中、華麗な柵越えを見せたのはレジェンド松井秀喜さん。ニューヨークで野球教室を開催。今週水曜、クライマックスシリーズファイナルに向け朝8時からウォーミングアップをしていたのは巨人・菅野智之投手。9日のみやざきフェニックスリーグ・巨人vsオリックスの試合では、4回無失点の好投と調整は順調のよう。昨シーズン、ジャイアンツのチーム防御率はリーグ5位と低迷したが今シーズンは12球団No.1。投手陣活躍の裏には巨人・阿部監督の声かけがあった。3年連続12勝を挙げた戸郷翔征投手の印象に残っている声かけが、5月10日のヤクルト戦での「100%求め過ぎるな」。その2週間後、甲子園での阪神戦で甲子園では球団88年ぶりとなるノーヒットノーランを達成した。戸郷投手は防御率、失点数、奪三振数はすべて昨シーズンより向上した。山崎伊織投手を救った阿部監督の声かけは「今年はそう簡単には代えないから」。9月は3試合に登板し1勝も挙げられず苦しむ時期もあったが、阿部監督の声かけを胸に、結果を恐れず投げ続けた山崎投手は2年連続で10勝をマークした。大勢投手の忘れられない声かけは「ピッチャー陣の頑張りで今この位置にいる。最後もう一踏ん張りいってくれ」というもの。監督の言葉に中継ぎ陣が奮起。優勝前の5試合で僅か1失点。そして優勝をかけた大一番。9回ツーアウトから阿部監督がマウンドに送ったのは守護神、大勢投手。阿部監督の声かけが選手の心を動かし悲願のリーグ優勝を果たした。