トルコはオリーブ生産量世界第2位。今、オリーブの種や搾りかすなど廃棄部分が原料のオリーブプラスチックが注目を集めている。種などの廃棄物は焼却処分すれば石炭の6〜7倍のCO2を排出するという。しかし植物性の特殊な液体を加えればおよそ8時間でバイオプラスチックに変化。櫛や歯ブラシといった生活用品はもちろん、革の風合いのバッグにも加工できる。オリーブプラの生産コストは植物性プラの3分の1。IFA2024〜家電見本市ではオリーブプラを活用した冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が発表された。現在の主な流通先は欧州だが、今後は日本への進出も視野に入れているという。