オレンジジュースが遠い存在になるかもしれない。民間の調査会社(富士経済)は100%オレンジジュースの今年の国内市場規模が前の年より7%減って、319億円になるという見通しを発表した。オレンジの不作や円安の影響による大幅な値上げで、消費者が買い控えたり、ほかのジュースを選んだりする動きが見込まれる。またメーカーがオレンジジュースの販売を休止したり生産から撤退したりする動きが広がる可能性もあると指摘。ミカンなど国産の柑橘ジュースの需要が高まっているということだ。ふるさと納税サイト・さとふるによると3月〜4月の国産ミカンジュースを返礼品とした寄付件数は、前の年の1.6倍以上に増えている。