- 出演者
- 薬師丸ひろ子
今日の舞台は宮城県。宮城県はこの時期旬のアナゴの隠れた名産地で、この地では北限のアナゴと呼ばれている。特徴は約70cmという圧倒的な大きさで、肉厚で濃厚な旨みが特徴となっている。仙台市のあなご料理 別館 すが井を訪れる。この店の人気料理は白焼きのアナゴと白身魚のすり身を合わせた「あなごのつみれ汁」など。県内トップの水揚げ量を誇る石巻市では土用の丑の日にウナギの代わりにアナゴを食べる市民も多く、石巻駅近くの夢屋では「あなごの煮付け」などが人気。この他漁港近くの食堂 海 番屋フジマルなどを紹介した。
オープニング映像が流れた。
宮城県・石巻市の小渕漁港を拠点とする漁師の穴子漁に密着した。アナゴ漁は夕方~夜中にかけて行われ、アナゴ筒と呼ばれる筒状の仕掛けに餌を詰めて海底に沈め、仕掛けに入ったアナゴをとるという方法で行う。石巻市では東日本大震災による被害で港の周辺の約8割の家屋が全壊し、漁師を辞める人もいたという。
アル・ケッチャーノ石巻を紹介。オーナーシェフは奥田政行さん、愛弟子の高橋博さんが料理長を務める。高橋さんは震災がきっかけで石巻へ移った。妻と子供が帰省中に被災した。北限のアナゴで新イタリアンの考案に乗り出す。パスタ料理はバジルを使ったジェノベーゼ。アナゴは白焼きにしてパスタの上に。そしてケールを添えた。
高橋シェフが北限のアナゴの新作メニューに挑む。アナゴの皮の苦味にケールの苦みをプラスする苦ミックスとした。アナゴ漁師の大澤さんが試食した。次は部位ごとに違う料理を作る。頭に近い部位は脂のりが良く肉厚な部位は蒸すことで脂を落としふっくらさせる。 続いて燻製器でアクセントをつける。じゃがいもを付け合わせる。砕いた骨せんべいとじゃがいものガレットで食感を足してアナゴの燻製が出来上がった。続いては腹の部分。旨味がより濃厚な部位でシンプルな白焼きに。合わせるのは焼きナス。ブラックオリーブのペーストを乗せたらイタリア風アナゴの白焼きが完成。3つ目は尾びれに近づいた部分。赤ワインの入った鍋へ入れる。あっさりしているため赤ワインでコクをプラスする。付け合せはトマトと旬の野菜を合わせたカポナータ。粗熱をとった赤ワイン煮をのせ煮汁を塗ればイタリア風煮穴子になる。最後は尾びれに一番近い部位。
最後は尾びれに近く1番身が薄い部位。ニンニクやアンチョビ、ナッツやレーズンなどをパン粉と一緒に混ぜ巻いていく。風味つけのオレンジを添えてオーブンで焼き上げればアナゴのベッカフィーコが出来上がり。4つの部位を活かしたアナゴづくしのワンプレートが出来た。
エンディングが流れた。
食彩の王国の番組宣伝。