納豆はお手頃価格で多くの人にとって食卓に欠かせない存在。神奈川・横浜市にあるスーパーマーケットセルシオ和田町店では毎週、特売セールを開催していて大盛況。納豆にも値上げの波が来ている。100円以上だと購入を渋るという声が聞かれた。低価格の理由の一つが納豆業界全体に長年あった“100円以上だと納豆は売れない”という考え。近年、原材料費などの高騰で企業努力も限界になり、納豆メーカー大手「タカノフーズ」は原材料の大豆や物流費、人件費の高騰などを理由を「おかめ納豆」全商品の出荷価格を10月1日以降、12%以上値上げすると発表。価格上昇による納豆離れを防ぐべく、付加価値を重視するなど各社しのぎを削っている。神奈川・鎌倉市にある鎌倉山納豆野呂食品は海外市場に目をつけた。納豆の魅力を粘り強く海外に発信していこうと奮闘していた。世界で納豆ブームが起きていて、日本からの納豆輸出量はこの6年で約2倍に急増している。東京・台東区にある納豆BAR小金庵蔵前店ではオープン当初は外国人観光客に対してジェスチャーで対応していたが、想像以上の多さに英語表記メニューを作った。店では、わさびがついた納豆が人気で、お土産用に数万円分まとめ買いしていく人もいるという。