テニスの4大大会の1つ、英国のウィンブルドン選手権で、ボールのイン、アウトを判定する線審を廃止し、電子機器によるライン判定を導入することになった。ウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・クラブは9日、来年の大会から全ての試合で線審を廃止し、電子機器によるライン判定を導入すると発表した。オールイングランドクラブのCEOは「線審は何十年もの間、判定の中心的な役割を担ってきた。その献身と奉仕に感謝する」とコメントしている。電子機器によるライン判定は、4大大会では全豪オープンと全米オープンで導入されていて、導入していないのは全仏オープンのみとなる。男子ツアーでは来年から電子機器によるライン判定が全面的に導入することが決定している。