いまが旬のカキ。温暖化など環境の変化に対応できるかもしれない養殖のカキの誕生が期待されている。都内のオイスターバーには様々な産地のカキが並んでいる。飲食店を中心に殻付きのカキの需要が伸び、小売店でも取り扱いが増えている。国内のカキの養殖は垂下式というロープで吊るす方法が一般的で大量生産が可能。ただ、密集している分、形が均一になりづらく栄養不足に陥ることも多いという。そんな中、注目を浴びているのがバスケットを用いたシングルシード養殖。日本では2000年ごろに採用され、現在、日本国内のカキ養殖の2%ほどで行われている。シングルシード養殖では主に人工的に受精させて作った稚貝を育てていく。去年、高い水温などが影響したとみられている瀬戸内海の養殖カキの大量死。環境の変化の対応について人工種苗の開発を進めれば対応できる可能性があるという。
