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「カシオペア」 のテレビ露出情報

明治34年12月15日、初めて国営の鉄道に食堂車が登場した。明治時代の食堂車は新橋駅〜神戸駅の急行列車に連結された。朝日ニュース「汽笛一声 新橋を」では東海道線、「NHK週間ニュース」ではビジネス特急「こだま」、「NHKニュース」では特急「はつかり」の食堂車を紹介。食堂車の元シェフによると、昔は電車に電話がなかったため食材が足りなくなった時は欲しい食材をメモし割りばしで挟んでジャガイモに刺し、通過駅で投げていたという(投げ電報)。
不定期に運行されている観光列車やイベント列車の食堂車を紹介。新潟県「越乃 ShuKura 上越妙高〜十日町」は5種類の地酒を楽しむことができる。山梨県「富士山ビュー特急 大月〜河口湖」(2025年3月以降、運行再開予定)ではスイーツを楽しむことができる。岐阜「じねんじょ列車 恵那〜明智」では地元食材を楽しむことができる(じねんじょ、きのこ)。
新幹線の食堂車は2000年に廃止された。NHKニュース11「JR東海道・山陽新幹線 走るレストラン食堂車まもなく廃止」(2000年)を紹介。昭和60年には2階建ての食堂車が登場、展望の良さを売り物にしてきた。入線から発車まで、わずか11分。食材の積み込み作業は時間との勝負、手際よく準備が進められる。食器や調理器具は、ほとんどが列車に備え付けだがコックが必ず自前で持ち込むのは「包丁」。火災防止のため調理は全て電気コンロで行う。食堂車のメニューは定食や飲み物など合わせて49種類。完成した料理はリフトで2階の客席に届けられる。2階の客席で取った注文は、オーダー用紙に書きこまれダクトを通して1回の厨房に送られる。
新幹線や飛行機などでスピーディーに移動できるようになったため食堂車は少なくなってきている。食堂車を連結していた寝台特急も姿を消している。寝台特急「北斗星」上野〜札幌(1988〜2015)、寝台特急「カシオペア」上野〜札幌(1999〜2016)、寝台特急「トワイライトエクスプレス」大阪〜札幌(1989〜2015)など。「さよなら夢の寝台列車〜絶景とおもてなしの鉄道旅」(2015年、語り・山崎岳彦、松村正代)では、寝台特急トワイライトエクスプレスのラストランの様子を紹介。トワイライトエクスプレスの客車は7両、8号車と9号車はBコンパートメント(4人宿泊可)、最後尾の1号車はスイートルーム(展望窓あり)。食堂車にはステンドガラスあり、本格フレンチを楽しむことができる。メニュー:北海道イクラのコルネ、鴨のテリーヌ「おけさ柿」のチャツネソース、蟹と蛤のビスク、日本海あんこうのサルティンボッカ(香草入り手打ちパスタ添え)、黒毛和牛のグリエと牛タンの煮込み(里芋のムースリーヌ)。総料理長は伊福部雅司さん。厨房は狭くて揺れるという悪条件でスタッフの苦労は大変なものだったという。運んだ乗客は116万人、走行距離は1900万キロ。食堂車は形を変えて全国に20路線ほどあるという。

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