日本銀行は金融政策決定会合で、政策金利をこれまでの0.5%から0.75%に引き上げることを決めた。日銀の植田総裁は「先行き不透明感は次第に薄れてきている」などと述べた。さらに追加利上げが可能な環境との認識を示した。今後も経済指標などを見極めながら金利を引き上げる方針。利上げに踏み切った背景には、行き過ぎた円安の是正があったが、今後の利上げに明確な示唆がなく、一時1ドル=156円中盤まで円安が進んだ。経済部の後閑駿一は、利上げのペースを速めるためには2つの課題があるといい、住宅ローンの変動金利の見直し、政府との調整をあげていた。
