行き過ぎた客の迷惑行為=カスタマーハラスメント=カスハラ。労働組合「UAゼンセン」がカスハラの実態調査を報告。直近2年以内で迷惑行為について「あった」は46.8%が回答。被害者の3割以上が謝り続けたという。日本ハラスメント協会・村嵜要代表理事は「カスハラは通常のサービスを超えて自分勝手な要求を繰り返す。精神的な負担をかけてしまう行為」。厚労省によると、カスハラに当たる行為の例は身体的な攻撃、精神的な攻撃、威圧的な言動、土下座の要求など。カスハラは過剰な要求、言いがかりが不当、悪質なクレームで、線引が難しい。村嵜代表理事は「丁寧な口調であっても相手に精神的な負担、むちゃな要求であればクレームの域を超えた部分になる」。UAゼンセンは従業員が安心、安全に働けるよう新しい法整備などを求める。