テーマは「新ローマ教皇レオ14世とは?」。日本時間今日午前1時過ぎ、教皇の決定を伝える白い煙が煙突から上がった。第267代ローマ教皇に選ばれ、教皇レオ14世を名乗ることになったのが、アメリカ・シカゴ出身の枢機卿ロバート・プレボスト氏69歳。アメリカ出身の教皇が誕生するのは史上初めて。2015~2023年までペルーで司教を務め、アメリカとペルーの2つの国籍を持ってる。フランシスコ前教皇によって、ローマ教皇庁の世界各国の司祭を選ぶ責任者に任命され、2023年位枢機卿になった。高橋教授によると、わずか2年でのスピード就任は異例だという。ただ、レオ14世は社会的弱者に寄り添う姿勢の方だそうで、今の社会情勢を見ると選ばれたことは不思議ではないという。アメリカ出身の教皇が選ばれた理由について、カトリック教会は今他宗教や多民族との共存を進めていきたいと考えていて、アメリカは多くの宗教や民族が共存している国であることから、レオ14世が共存を推進する役割を担うことを期待されて選ばれたのではないかという。教皇に選ばれると、教皇名を名乗るのが慣例。自分が尊敬する教皇の名前を選ぶことが多いという。レオ13世は、1878年から25年間教皇を務めた。高橋教授によると、社会的弱者に寄り添う教皇だったそうで、この教皇の考えを継ぎたいという考えがあってもしかしたら名乗った可能性があるという。当時工業化が進んでいた時代で、その社会の価値観とそれに否定的だったバチカンの価値観は対立をしていて、その調和を図った方だった。当時の状況と今の自分を重ね「レオ」と名乗ったのではなどと話している。トランプ大統領は、初のアメリカ出身の教皇を祝福。松本教授によると、トランプ大統領はメキシコなどからの不法移民排除を目指しているが、新しいローマ教皇がペルー国籍・アメリカ国籍であることで、移民やアメリカにあるカトリック教会を意識せざるを得ないという。今までのように移民排除と言っていると、移民が多いカトリックからの人気を維持するのが難しくなるという。新たな教皇が誕生したことをきっかけに、トランプ氏の暴走を少しでも止めることが期待されているという。