セブン&アイHDは5月に井阪隆一社長が退任し、後任に社外取締役のスティーブデイカス氏が就任すると発表した。9年間トップを務めた井阪社長は交代の理由について、コンビニ事業に集中するための構造改革に「一定の区切りがついた」などと説明した。デイカス氏は、セブン&アイでは初めての外国人トップとなる。また、傘下の「イトーヨーカ堂」などを束ねる会社をアメリカの投資ファンドに売却することも決めた。カナダのコンビニ大手からの買収提案については、アメリカの規制の解決策が見いだせていないとした。北米のコンビニ事業を上場する方針なども明らかにしている。