東アジアサミットで南シナ海の情勢などをめぐり、米中ロが主張を繰り広げた。岸田総理、ハリス副大統領、ラブロフ外相などが出席。ハリス副大統領は、中国を念頭に、航行と上空飛行の自由が尊重されなければならないと強調。中国はこれに反発し首脳声明の調整は難航している。首脳声明は「武力の行使や威嚇を自制して紛争の平和的な解決を測る」とし、中国への名指しを避けるかたちで各国が合意した。ウクライナ侵攻をめぐり、批判を浴びたラブロフ外相は、アジア太平洋地域で域外国による軍事化のリスクが高まっていると述べている。アメリカなどを牽制した。