米国大統領選挙に関して、NATO首脳会談の場でバイデン大統領に「ペロシ元下院議長に今も支持されているか」という質問が飛ばされた。バイデン大統領がガッツポーズで応えるものの、MSNBCテレビに出演したペロシ元下院議長は、バイデン大統領を支持するかと問われ、明確に答えなかった。選挙継続を考え直すよう促すものだと伝えるメディアもあり、波紋が広がっている。与党・民主党内では、撤退を求める議員が増え続け、党の議会下院トップが懸念をバイデン大統領に直接伝える予定だとも報じられている。長年の支持者、ジョージ・クルーニーさんは先月、バイデン大統領のために大規模な政治資金パーティーを開いたばかりだが「年齢の問題だ。この大統領では勝てない」と寄稿し、撤退を求めた。ただ、バイデン大統領自身は2期目に意欲を見せている。一方、仮に撤退した場合の後任候補としては、ハリス副大統領のほか、カリフォルニア州・ニューサム知事、ミシガン州・ウィットマー知事などが取り沙汰されている。