9月2日は米国の「労働者の日」。ハリス副大統領が大統領選の結果を左右する激戦州のペンシルベニア州を訪れ、労働組合の関係者を前に演説した。ハリス氏は日本製鉄によるUSスチールの買収について初めて反対する姿勢を明確にした。買収を巡っては、トランプ前大統領が早々に阻止を宣言すると、バイデン大統領も追随するように反対を表明。ハリス氏は今回、バイデン氏の立場を踏襲した格好となった。大統領選の労働者票の奪い合いが買収計画に大きな影を落とす形になっている。松原氏は「買収への反対は理屈ではなく労働者たちの感情によるもの。トランプ氏を支持している人も理屈ではなくトランプ氏への強烈な親近感から支持している」などと述べた。