米国大統領選挙の投票まで2週間あまりだが、メキシコもアメリカと国境を接することから関心度は高い。これまでメキシコでは一定条件を満たせば関税が0になっていることから人件費が安いことから輸出のための拠点として存在感を示してきたが、共和党のトランプ前大統領はすべての国から輸入品に最大20%の関税をかけるとともに、安価な輸入製品が国内産業に打撃を与えているとしてメキシコには必要であれば200%の関税をかけると言及している。ハリス陣営もメキシコに強硬姿勢を取るとの見方があり、メキシコでは懸念が広まっている。メキシコと中国が提携する企業では事業拡大に伴い生産台数を3倍に増やすことも検討しているが、担当者はアメリカは非常に保護主義的なので厳しいのではないかと話している。メキシコに拠点を置く日本の企業もEVにもガソリン車にも影響が出るのではないかと懸念を示している。