米国大統領選挙は3日、選挙戦最後の日曜日を迎え、民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領はそれぞれ勝敗を左右する激戦州を訪問し支持を訴えた。ハリス氏はミシガン州で演説し「恐怖と分断に駆られた10年間の政治に終止符を打つチャンスが訪れている」とし、トランプ氏に勝利する決意を示したうえで支持を呼びかけた。一方南部のノースカロライナ州で演説したトランプ氏は「全ては米国第一だ」と強調し、国内の製造業の復活や不法移民の強制送還などを訴えた。最新の支持率はトランプ氏48.5%、ハリス氏48.4%。勝敗を左右する7つの激戦州では中西部のウィスコンシン州、ミシガン州を除く5つの州でトランプ氏がリードしている。しかしいずれも3ポイント以内の誤差の範囲という激戦となっている。