(中継)ワシントン支局。先ほどトランプ前大統領が支持者の前に出てきて演説を行った。トランプ氏は演説の中で「少なくとも315人の選挙人を獲得した」と主張し、いわば勝利宣言を行った。まだ米国の3大ネットワークは、獲得とした選挙人を266人か267人としており、それを無視して勝利宣言を行った形。ただ情勢はトランプ氏がかなり優勢な状況。最大の焦点だったペンシルベニア州でトランプ氏が勝利した。そして、まだ決着がついていない中西部のミシガン州でもトランプ氏が優勢な状況で、中東情勢を巡る批判票が伸びて、ハリス氏が苦戦をしている状況。CNNテレビによると、ハリス氏の得票と、4年前のバイデン氏の得票を比較すると、ハリス氏がバイデンを3%以上上回った選挙区はゼロだった。出口調査を見ると、注目された若者、黒人、ヒスパニック、いずれもかなりの有権者がトランプ氏に流れたと見られている。ハリス氏は選挙戦の最後の最後に勢いを取り戻したとも見られたが、結局は10月の失速が続いた形で、ハリス氏の勢いは見られなかったという結果に終わった。そのハリス氏は結局、今夜は支持者の前に姿を見せなかった。一方のトランプ氏には、既に世界からフランス・マクロン大統領、ウクライナ・ゼレンスキー大統領、イスラエル・ネタニヤフ首相などがSNSで相次いで祝意を表明している。