兵庫・上郡町の中学生がカメムシの臭いを再現した芳香剤。この中学校には1つのテーマを2年間研究するプロジェクト学習という授業があり、6人はカメムシのにおいを研究テーマに選んだ。中心的な役割をしたのが定倫太郎さん。くさいから苦手というイメージを変えたいと思いついたのがカメムシから芳香剤を作るアイデアだった。学校の近くで1年ほどかけてカメムシを集め、その数は100匹以上25種類に。25種類のカメムシを嗅ぎ分けるとエビイロカメムシ、マツヘリカメムシなど良い匂いのカメムシがいるとを発見した。専門家や大手殺虫剤メーカーの協力を受けカメムシの匂いを科学的に再現し、芳香剤の試作品を作った。定倫太郎さんは、くさいだけではないと知ってもらえたら一番うれしいと話した。