- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 志賀隼哉 安藤結衣 田中美都
オープニング映像。
コメと野菜の価格高騰が続いている。毎週取りまとめているコメと野菜の平均価格がきょう発表され、コメは今月16日までの1週間で全国のスーパーでの平均価格は5キロあたり3892円で62円高だが、値上がりは7週連続であり去年費で90%以上値上がりしている。はくさいは平年比2.73倍の388円、キャベツは平年比2.57倍の401円など。(農林水産省調べ)政府が備蓄米を放出する方針を示して以降も、店頭では値上がりが続いている。野菜は、スーパーなどでの平均価格は先週調査した8品目すべてで平年を上回った。影響は学校給食にも及んでいて、宮崎市は給食を維持するためには新年度給食費を1割ほど値上げする必要があるという試算をまとめた。小学校で5600円、中学校で7700円ほど値上がりする見込みという。
コメの価格高騰を巡り、田中泰臣氏は備蓄米活用の検討を明かした先月の段階では専門家からも数ヶ月のスパンが必要と説明していたと紹介。江藤農林水産大臣によると放出の方針を受けて卸売業者からコメの売却を打診する動きは見られるといい、来月半ばにも放出が始まることから価格が下がることも期待できるという。しかし、備蓄米放出の影響についてはこれ以上高くならない程度との見方もあるという。
新年度予算案の修正をめぐり自民党・小野寺政務調査会長、公明党・岡本政務調査会長、立憲民主党・重徳政務調査会長らが会談。立憲民主党は高額療養費制度の負担上限額の引き上げを全面凍結するよう強く求めた。高額療養費制度の負担上限額の引き上げについて政府は一部を修正し、長期的に治療を受ける患者は今の金額のまま据え置くことを決めているが、がん患者などで作る団体などからは引き上げの凍結を求める声が上がっている。新予算案は、来月2日までに衆議院を通過すれば憲法の規定で年度内に自然成立するが、今の審議日程では厳しい状況。与党としてはほかの野党の意見も丁寧に聞いていく姿勢を示したいところだが、高額療養費制度についてはきょうの協議では折り合いがつかなかった。
高額療養費制度の負担上限額をめぐる議論について田中泰臣氏が解説する。予算案成立の目処はついたが、政策をスムーズに実行していくには年度内に成立させることが大切。来月2日までの衆院が通過すると年度内に自然成立するが、今の状況では厳しい。立憲民主党は高額療養費上限額引き上げの凍結を始めとする予算案の修正を徹底して求め、党としての存在感を示したいものと思われる。ただ今日の協議では高額療養費制度については折り合いが付けられなかった。高額療養費制度は医療費が高額になったときに自己負担をおさえるもので、定められた上限額を超えた場合に差額を支給するというもの。見直しは上限額を引き上げるもの。背景には高齢化などで医療保険の財政が悪化していることがある。来年8月から再来年にかけて、年収の区分を細かくし段階的に上限額を引き上げるとしている。ただしこれは見直しを求めるがん患者らの声を受けて一部修正された。
年収103万円の壁の見直しをめぐり、自民党と公明党は国民民主党との税制協議で所得税の非課税枠を上乗せする年収の範囲をさらに広げる案を改めて示し、理解を求めたが国民民主党が受け入れず合意には至らなかった。
去年10月に行われた衆議院選挙のいわゆる「1票の格差」をめぐり、弁護士のグループが憲法に違反するなどとして全国の裁判所に選挙の無効を求めている裁判。きょう高松高等裁判所、広島高裁松江支部、名古屋高裁金沢支部で判決が言い渡され、いずれも憲法に違反しないと判断して訴えを退けた。このうち高松高等裁判所の阿多麻子裁判長は、去年の選挙から導入されたアダムズ方式に基づく新たな区割り制度について、「格差の拡大の程度が著しいなどの事情がないかぎり憲法の投票価値の平等に反する状態とはいえない」と指摘した。一連の裁判ではあわせて14件で判決が言い渡されたが、すべて合憲と判断されている。
全国の気象情報を伝えた。
プロ野球・ヤクルトのファンたちが集う居酒屋から中継。きょうは、球団マスコットのつば九郎を慰労する会が開かれている。球団は今月19日、球団マスコットのつば九郎の担当スタッフが亡くなったと発表した。慰労会を企画した店員・横山沙生さんは、つば九郎は毒舌キャラだが他球団へのリスペクトも忘れず愛されるマスコットだったと話した。集まった人たちに、印象に残ったつば九郎のことばを書いてもらった。
ドジャース・大谷翔平選手は中二日で4回目のブルペン入り。この日はセットポジションからの投球と、今シーズンから取り組んでいるノーワインドアップを試しながら30球を投げ込んだ。そばではロバーツ監督も見守った。
ドジャース・佐々木朗希投手が移籍後初めてほかのチームとバッターと実戦形式での練習に臨んだ。相手は同じキャンプ地を使っているホワイトソックス。のべ10人の打者と対戦しヒット性の当たり2本、フォアボール2つと課題を残しつつも持ち味を見せた。
ロバーツ監督は佐々木朗希投手のピッチングについて、ボールも走っていたしスプリットもよく落ちていてほかの変化球も織り交ぜていた、投手スタッフ陣と話したところ、この登板に満足しているようだと評価しているという。また、確実に成長しているが彼はまだ完成品ではない、大リーグの打者に投球がどのように通用するのか経験していくことが自身につながっていくとも語っている。明日は山本由伸投手が2回目のオープン戦に登板予定。
本日のテーマは、決め手は”脱”先入観。都内で開かれた展示会で展示されいたのは厄介者のサビを模様として捉え直したアート作品。またゴミやガラクタだったものに安全ピンを付けてバッジに生まれ変わったものも。兵庫県の中学生が作ったのはカメムシのにおいを再現した芳香剤。
兵庫・上郡町の中学生がカメムシの臭いを再現した芳香剤。この中学校には1つのテーマを2年間研究するプロジェクト学習という授業があり、6人はカメムシのにおいを研究テーマに選んだ。中心的な役割をしたのが定倫太郎さん。くさいから苦手というイメージを変えたいと思いついたのがカメムシから芳香剤を作るアイデアだった。学校の近くで1年ほどかけてカメムシを集め、その数は100匹以上25種類に。25種類のカメムシを嗅ぎ分けるとエビイロカメムシ、マツヘリカメムシなど良い匂いのカメムシがいるとを発見した。専門家や大手殺虫剤メーカーの協力を受けカメムシの匂いを科学的に再現し、芳香剤の試作品を作った。定倫太郎さんは、くさいだけではないと知ってもらえたら一番うれしいと話した。
スタジオにはカメムシの匂いを再現した芳香剤が登場。南九州大学の新谷喜紀教授は、カメムシは1000種類以上いてニオイも種類によって違う、悪臭と感じるニオイを出すのは一部に過ぎないとしている。ヨシはよしずやかやぶき屋根に使われていて硬い植物。ヨシから作られた布に注目が集まっているという。
滋賀県・高島市で生まれ育った中村正博さん。昔から琵琶湖がプール代わりだったという。琵琶湖にはヨシが群生しており多様な生物の棲家にもなっている。冬になるとヨシの茶色くなった部分を刈り取りよしずなどに利用されてきた。しかし需要が減った近年は放置されるヨシが増えており、水質悪化を招いて生態系への悪影響も懸念されている。中村正博さんは織物メーカーの社長でもありヨシから布は作れないかと模索が始まった。ヨシの繊維を混ぜて和紙を作り糸に加工していくが、細い糸だと強度が出ないなどの問題はあったが3年かけて完成させた。糸が細いと様々な種類の生地に組み合わせやすくなるという。5年間で50種類以上の生地を織り、出来上がった葦布は吸湿性が良く麻に似たサラッとした質感が特徴。環境保全につながることも評価されて、シャツや靴、バッグなど利用が広がり、ヨシからできた葦布は大阪関西万博のスタッフ帽子にも採用された。
東京・豊島園通りから中継。中継のネタを知らされていないリポーターがミッションをクリア。今日のミッションは「商店街の魔法のグルメを食レポせよ」。電気店とコーヒー店が一緒になったカフェを訪ね、魔法の帽子のグラグラパフェを試食。電機店店主・志村大次郎さんは店の由来について、自分は電気店の2代目で家内もコーヒー店の2代目だったので混ぜようと思ったと話した。他にも寿司店やベーカリーなどから映画にちなんだ商品が紹介された。
エンディングの挨拶。