- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 黒田菜月 安藤結衣 伊原弘将 田中美都 大竹しのぶ
オープニング映像。
来月、ニューヨークで開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に、日本被団協日本原水爆被害者団体協議会が派遣する被爆者の和田征子さんは、きょうの会見で「何をもってオブザーバー参加できないのか知りたい」と述べた。去年、ノーベル平和賞を受賞した被団協。石破総理大臣と受賞後に面会した際、来月の会議に日本がオブザーバーとして参加するよう求めていた。核兵器禁止条約は、2017年に国連で採択され、4年前に発効している。核兵器の開発や保有、使用などを禁じる初めての国際条約で、アメリカやロシアなどの核保有国は参加していない。政府は、核兵器国が1か国も参加していないなどとして、条約への参加に慎重な姿勢で、オブザーバーとしても参加したことがない。一方、政府は現実的で実践的な取り組みが必要だとして、核保有国と非保有国の双方が参加するNPT核拡散防止条約の体制の下で、核兵器の不拡散と軍縮が進むよう、各国に働きかけを続けている。こうした中、石破総理大臣は去年、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバーとして参加するかどうかを巡り、議事録を検証するなどして検討を進める考えを示した。しかし、おととい、岩屋外務大臣は「アメリカによる核の抑止力も念頭に、核による拡大抑止が不可欠だ。オブザーバー参加は、わが国の核抑止政策について誤ったメッセージを与え、平和と安全の確保に支障を来すおそれがある」と述べ、参加を見送ることを明らかにした。来月の会議に向けて和田さんは「最後まで諦めないで訴え続けたい」と話していた。また濱住治郎さんは「会議が前進するようにという思いが伝えられたら」と話していた。
日本政府は2021年に発効した核兵器禁止条約に参加していないし、発言権のあるオブザーバーとして議論に加わることも見送っている。核兵器禁止条約に核兵器を保有する国が参加していないことを踏まえて、国際的な核軍縮は核兵器国と非核兵器国が広く参加するNPT(核拡散防止条約)の下で進めていくことが望ましいとする立場だ。これに対して、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協は、核兵器のない世界を望む被爆者と、それから世界の人々を裏切るものだなどと批判している。核保有国が参加していない核兵器禁止条約、その立場と、核拡散防止条約、この立場、大きくこの2つは、やっぱりちょっとそれぞれ立場が違う、隔たりもあるということだ。この条約を批准した国と地域というのは、去年9月の時点で73。また、アメリカやロシア、中国など、核兵器の保有国はいずれも参加していない。来月の締約国会議に向けては、被爆者、市民などで作る団体が今月、都内で国際フォーラムを開き、会議に提出する提言案をまとめた。この中では、原爆や核実験による被害者の援助や、環境への影響について、議論を深めていくこと、核兵器禁止条約の影響力をさらに高めていくために、核兵器に依存する国々、要は核の傘の下にある日本を含めた、そういう国々との協議の場を設けて、核兵器の非人道性、核抑止政策の危険性を伝えることなどを求めている。広島と長崎に原爆が投下されて、ことしで80年、被爆者の高齢化が、一段と進んでいる中で、核兵器の保有国と非保有国の溝を埋める、実践的な取り組み、これを世代を超えていかに進めていくのか、議論を重ねる必要がある。
アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズは19日、トランプ大統領が中国からかなりの規模の投資を呼び込むとともに、中国がより多くのアメリカ製品を購入する約束などを盛り込んだ協定に関心を示していると報じた。トランプ大統領は、協定に核兵器の安全保障などの内容についても盛り込み、中国の習近平国家主席と直接対話して合意に持ち込みたい考えだとしている。今月4日に、中国からの輸入品に10%の追加関税を課す措置を発動したのに対し、中国は、アメリカから輸入される石炭やLNG液化天然ガスなどに今月10日から追加関税を課すなどの対抗措置を発表している。トランプ政権の外交や安全保障を担う要職には、中国からの投資を脅威と見なす対中強硬派とされる人材が起用されており、ニューヨークタイムズは、中国からの投資を歓迎することは、政権内でも意見が分かれる可能性があると伝えていて、協定が実現するかは不透明だ。これに関連し、トランプ大統領は19日、移動中の機内で記者から、中国と新たな貿易協定を締結できるのか問われたの対し、可能だと述べている。
トランプ大統領は、先月20日の就任以降、外国からの輸入品に関税を課す措置を次々と打ち出し、貿易赤字の削減などを目指す姿勢を鮮明にしている。こうした中で、武藤経済産業大臣は、トランプ政権で新たに商務長官に就任したハワードラトニック氏と会談するため、来月にもアメリカを訪問する方向で調整を進めていることが分かった。武藤大臣は会談で、来月12日に発動される予定の鉄鋼製品とアルミニウムに25%の関税を課す措置について、日本を対象から除外するよう、直接、ラトニック商務長官に申し入れる方針。また、貿易相手国と同じ水準にまで関税を引き上げる、いわゆる相互関税や、トランプ大統領が4月2日ごろから関税を課すことを検討していると表明した自動車に対する関税を巡っても議論したいとしている。日本政府としては、高い関税が課される事態を回避したい考えだ。
アメリカのトランプ大統領が就任してから1か月になるのを前に行われた、アメリカの調査会社、ギャラップの世論調査によると「大統領を支持する」と答えた人は、1月の調査より2ポイント下がって45%「支持しない」と答えた人は3ポイント上がって51%だった。共和党支持者から圧倒的な人気がある一方で、民主党支持者からの支持率は1桁台にとどまり、大きな差となっている。
芸術の分野で顕著な功績がある人を集めた日本芸術院の新しい会員に、15人が選ばれることになった。建築デザインの分野から建築家の隈研吾さん、演劇から演出家で劇作家の野田秀樹さん、俳優の橋爪功さん、映画から俳優の倍賞千恵子さん(本名・小六千惠子さん)などとなっている。
現在の気温は7.6℃。太平洋側の地域は火の取り扱いに注意。
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- NHK放送センター
全国各地の天気を伝えた。
埼玉県川越市から中継。川越ではオーバーツーリズムに伴うごみ問題対策として、市民が籠を背負って、不定期だが、そう、食べ歩きの方のごみを受け付けていたり、「スマートゴミ箱」という中でごみを圧縮して、通常の5倍のごみを受け入れてくれるごみ箱について伝えた。他にも「そのゴミもらう!」と書いてあるこのパネルがあるお店は、ほかの店のごみであっても、こうやって預かってくれる、受け取ってもらえるという。和菓子店の山崎さんによると「商店街のごみ問題が取り沙汰されたときに、これ、ごみをお持ちになってるお客様から、先に自分たちが頂いてしまったら、そうすれば、これからポイ捨てにされてしまうかもしれないごみを防ぐことができるんじゃないかということで、この取り組みを始めさせていただいた」とコメントした。
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- 川越(埼玉)
ドジャースキャンプ情報。前日にブルペン入りした大谷翔平は休養日。佐々木朗希が初めて実戦形式の投球練習に臨んだ。打者のべ9人と対戦し、ヒット性の当たりは1本。
大リーグで自身初めて開幕投手を務めるカブス・今永昇太が開幕へ意気込み。
パドレス・ダルビッシュ有はキャンプで初めて実戦形式の投球練習に臨んだ。打者9人と対戦し、奪三振2、ヒット性の当たり1本。
今年、100年を迎えるNHKのラジオ放送。俳優・大竹しのぶさんには出演を楽しみにしている番組がある。大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”は始めて6年目。リスナーとの距離感が近い。ラジオ番組の魅力。俳優にめざめた桃太郎のキジ役。
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- 大竹しのぶの”スピーカーズコーナー”
リスナーから様々なメッセージが来ることが楽しという大竹。4歳~90歳まで幅広いリスナーがいて、テレビとは異なり映像を気にせずに話せるところが“秘密を分け合う”ようで楽しいと話す。
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- 大竹しのぶの”スピーカーズコーナー”
小学1年の時に学芸会で桃太郎のキジ役を演じた。大竹のセリフで緞帳が降りたことが快感で、俳優業を志すキッカケとなったという。
取材した眞下アナは「ラジオの近い距離に大竹さんは魅力を感じている」と伝えた。
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- やなぎにツバメは
3月7日より開幕する舞台「やなぎにツバメは」は大竹が演じるミエコと店で出会う20年来の仲間や子どもたちとの物語。事情を抱えたそれぞれの人生がカラオケスナックを舞台に描かれる。稽古のあとに俳優たちとカラオケスナックに繰り出すこともあるという大竹。さんま御殿に出演する柿澤勇人からアドバイスを求められたエピソードを話した。
コロナで外出自粛などを経験して、人と関わることをより大切にするようになったという大竹。「時間ないんだから仲良くしよう」という考え方になったという。カラオケの十八番は松任谷由実「翳りゆく部屋」。