きのう愛知・豊明市議会で審議が始まったのは、スマートフォンやタブレットの使用時間の目安を仕事・学習などを除き、「1日あたり2時間以内にする」という全国初の条例案。すべての豊明市民が対象で、さらに小学生以下は午後9時以降、中学生以上の子どもは午後10時以降のスマホなどの使用を控えるよう促している。違反しても罰則はなく、家庭でのルール作りなど努力義務を課すとしている。スマホの使用を巡っては米・カリフォルニア大学の”デジタルメディアが人間の生活に与える影響”についての研究で、”作業中に別のことをやり、また作業に戻ると、元の集中力に戻るまでに23分の時間がかかる”という研究結果も出ている。都内の学習塾では教室内に携帯電話を持ち込めないよう入口に携帯電話を置くケースを設置。メリハリが出て生徒たちの集中力アップに繋がっているという。条例案が市議会で可決されれば10月1日から施行される予定。