職人ワゴンに乗り込んだのは5人の腕利き職人たち。職人たちは、スペイン・カセレスに訪れた。カセレスは街全体が世界遺産となっている。依頼人によると、カルバハル宮殿を修復してほしいという。この街には木で作られた古い家具を治せる職人が殆どいないという。どの家具も古く歴史的価値のあるものなので、見た目は絶対に変えてほしくないというのが条件。職人たちは家具など修復してほしい箇所を確認した。直してほしいものは「古いベンチ」「100年以上前の棚」「窓枠」。宮大工の菊池利光は100年以上前のベンチの修復を行った。ベンチの足は全てがボロボロのため、元の装飾がどういったものか完全には分からなかった。ベンチの腐っていた部分を削っていく。元のベンチの切り口の部分に窪みを作り、新しい木には出っ張りを作り、木組みを作った。日本伝統の技術だという。次に、元の形が分からない装飾部分に取り掛かる。菊池は古い材料の痕跡を見て装飾していった。こうして無事ベンチの修復に成功した。
次に修復するのは貴族が愛用していたという100年以上前の棚。修復するのは家具職人の鈴木大輔。鈴木はまず中途半端に残っている彫刻を剥がしていった。修復に必要なのは1mmの板。現地のホームセンターを訪れるも板が手に入らなかったため、鈴木大輔はかんなくずで代用することにした。
次に修復するのは貴族が愛用していたという100年以上前の棚。修復するのは家具職人の鈴木大輔。鈴木はまず中途半端に残っている彫刻を剥がしていった。修復に必要なのは1mmの板。現地のホームセンターを訪れるも板が手に入らなかったため、鈴木大輔はかんなくずで代用することにした。